仕事・お金

芸能界では当たり前!?元マネージャーが芸能プロダクションで経験したブラック企業エピソード4選

芸能界と言えば“ブラック”

そう思ってる人ってたくさんいると思います。

はっきり言って間違ってないです笑

 

この記事では、僕がマネージャー時代に実際に体験したブラック企業エピソードと、そこから学んだことについて紹介します。

ブラック企業エピソード

僕が実際に体験したブラック企業エピソードを4つの項目に分けて紹介します。

 

1.サービス残業

マネージャー時代の定時は平日10:00~19:00でしたが、実際は掃除の為に遅くとも9:30には毎日出勤していました。

また、会社にいたら先輩よりは先に帰るのは厳禁という雰囲気が立ち込め、自分の仕事を終えても先輩より先に帰るという事は絶対にありませんでした。

 

マネージャーとして会社の外にいる時は仕事をしている時なので、その現場が終わらなければ当然帰れません。

仕事時間は毎日不規則で、遅い時間まで収録などをしている時もあれば、AM10:00より早い時間での仕事もあったので、残業時間は最低でも月100時間は軽く超えていたと思います。

 

それでも残業代の支給は一切ありませんでした。

※おそらく芸能界で働く人のほとんどは今でも「芸能界の仕事は仕方ないよ」と言うと思います。

手取りが18万円くらいだったので、諸々差し引いたとしても時給1000円にも満たない仕事をしていたことになります。

当然、貯金が増えるという事はなく、毎月ギリギリの中で生活をしていました。

 

夜の残業はよく注意されますが、朝の社内の掃除やコーヒーとお茶の用意、これらの為に少し早く出勤するのは当たり前だと思っている方は意外と多いのではないでしょうか。

自分のデスク周りの片づけなどはともかく、社内全体の掃除は立派な仕事です。

その為に早く出勤して、掃除が終わってから勤務開始とならないように十分に注意しましょう。

 

2.休日出勤

原則として土日祝日は休みでしたが、担当するタレントさんの現場があれば休みではなくなるし、先輩のサポートで車の移動や台本の受け取りなどを頼まれればいつでも稼働していました。

その為、例え休日でも仕事のことを忘れてゆっくり過ごすという時間はほとんどなく、大好きだったゲームもほとんどやらなくなりました。

 

当然、友達と会う機会も減り、僕の休みに合わせて家に遊びに来てくれる友人とだけ少し遊ぶ程度でした。

クビになってから繋がりを切られた人がたくさんいますが、思えばこの時から自分に余裕が無く、友達に関心を持って大事にしようとする気持ちすら無くなっていた事が原因であったとも反省しています。

 

3.罵倒の嵐

連日罵倒の嵐。

「お前なんか辞めちまえ」などと何回言われたか分かりません。

深夜に上司から突然電話が掛かって来て怒鳴られ、その報告を直属の上司にし、その後怒鳴った上司に報告して怒鳴られる。

これを延々と繰り返して寝れない日もありました。

 

僕はこの経験から今でも突然鳴る電話を取るのがとても怖いです。

事前にこのタイミングで電話すると決められた電話でないとほとんど取りません。

 

また、報告書という名の反省文も書かされました。

いかに自分が無能かを書き、「もうしません」という事を誓うような文章を書かされていたことを覚えています。

 

こうして自己価値を低くされたことで、自分に自信が無くなり、何を言われても自分が悪いのだと思い込むようになりました。

その為、どれだけ酷くても自分から辞めようと思うことはありませんでした。

 

本当のブラック企業を辞められない人は、こうした罵倒の中で自己価値が下がり、

「ブラックと感じるのは自分の能力が低いからだ」

「どうせどこの会社に行ってもこんなものだから耐えるしかない」

と思うように洗脳されてしまっているのだと思います。

 

4.雑費の経費は自分持ち

タレントさんは多忙でゆっくりとお昼を食べることが出来ず、移動中やメイク中にコンビニで買ったおにぎりと飲み物を食べてもらう時が多々ありました。

この時のタレントさんの飲食代などを経費として落とせない時があり、地味に出費がかさんでいきました。

 

また、大きな出費としては、新幹線や飛行機のチケットを間違って購入してしまった時の費用や、車をぶつけてしまった時の修理費を給料前借りで払っていた為、手元からはどんどんお金が無くなりました。

お金が無くなり過ぎて電車に乗れず、酷い時はクレジットカードでタクシーを使って台本を受け取りに行ったこともありました。

 

こういった環境で働き、最終的にクビの宣告を受けてマネージャーの仕事を辞めることになりましたが、僕が辞める前に同僚もクビとなり、後から入った年上の後輩もその様子を見かねて自己退職をしました。

こうして人が足りなくなった為、実は会社から「やっぱり戻る気はないか」と提案を受けました。

しかし、この時優しい先輩が相談に乗ってくれ、戻ったとしても待遇が変わらないことを確認した為、自分で辞めることを選びました。

 

ブラック企業での勤務から学んだこと

こうした経験から学んだことが3つあります。

 

1.人の目を気にして生きるのはやめよう

僕が仕事を辞めれらなかったのは、決して会社のせいだけではありません。

プログラミングを学ぶ専門学校を卒業し、それでも芸能界へと方向転換した責任から、辞めるわけにはいかないと自分で決めつけていたからです。

一度自分で選んだ道から外れることで、周りからどう思われるかが怖く、自分の面子を守る為に残ろうとしていました。

 

でも、身体的に、精神的に、経済的に辛い環境からは逃げても良いんです。

新しい環境に飛び込み、そこで自分の幸せを探そうする気持ちがあれば、逃げるという選択は決して悪いことではありません。

 

誰が決めた訳でもない常識という見えない社会の監視にハマり、自分や誰かを苦しめるのはやめようと学びました。

 

2.人を大切に出来るように自分を大切にしよう

前述の通り、マネージャー時代に人を大事にしてこなかった事も合わさり、クビになって社会的地位を失った自分からは多くの人が離れていきました。

社会的地位を失って離れた人は本当の友達ではなかっただけとも言えますが、余裕がなくなったことで、自分が人を大事に出来なくなっていたことが招いたとも言えます。

 

人にどう思われるかより、人をどう思ってあげるかを考えられるように、自分のお金と時間と心の余裕を大事にしようと思いました。

 

3.辛い環境で頑張ることを美徳とするのはやめよう

当時、毎日辛いなと思ってはいましたが

「この厳しい環境で頑張ってる自分は偉い!」

という気持ちもありました。

 

厳しい環境を変えようとせず、毎日愚痴を言ったり、悲劇のヒーロー(ヒロイン)になることで、どこか安心していたのかもしれません。

 

自分の為、大事な家族や友人の為、より良い環境を探し、開拓していく気持ちを持ち続けることが大事なんだと気づきました。

 

まとめ

ブラック企業エピソードは割とよく聞くかもしれませんが、決して他人事とは言えません。

まだまだ、こうした経験をしてる人は少なくないと思います。

 

厳しい環境、不当な待遇を受けていると感じたら、しっかりと会社と話し合って待遇を改善してもらいましょう。

改善してもらえなければすぐに逃げて、新しい環境に飛び込みましょう。

あなたは決してブラック企業でこき使われて良い人材ではありません。

自分の幸せを追い求める権利があります。

 

今の環境を嘆くだけでなく、どうなったら良くて、その為に何をすべきなのかを考え、自分にとってのより良い環境を掴んでいってくださいね。